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R18 らぶえっち小説Blog
えっちな表現が盛りだくさんにつき、18歳未満&清純派さん回れ右!
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あたしの彼はご主人さま(3)-1
2006年04月25日 (火)
「はじめまして。あなたが和真の想い人?」
 言いながら、その女の人はあでやかに微笑んだ。


 世間で五月病とか言うようになってから少し。あたしは相変わらず地味な受験生として普通に暮らしていた。というのは実は建前で、本当はこっそりユーキさんと連絡を取っていた。
 でも変なところで律儀なユーキさんは『お母さんとの約束だから』と絶対に逢ってくれなくて、つまりメールが電話に変わっただけなんだけど。それでも声が聞けるというのは今までより距離が近くなったような気がする。ユーキさんもそう思っているみたいで、メールなんかじゃ言ってくれなかったようなことも言ってくれるようになった。その延長線としてそう言うことになったのも、まあ自然な流れと言えば……そうなのかも。
 深夜と言うにはちょっと浅めの夜十時半、ママから今日は徹夜仕事だから帰れないと連絡が来た日。あたしは携帯電話を片手に、ジーンズとショーツを脱いでカーペットの上で脚を広げていた。
「指を入れろ」
「はい」
 低くかすれた熱っぽい声に命令されて頷く。糸を引くねっとりした液体を指ですくって人差し指でそこになすりつける。ちゅくちゅくと鳴るのを確認してから、あたしはケータイに短く囁いた。
「千紗のいやらしい音、聞いてください。ご主人さま」
 返事は返ってこなかったけど、でも彼が息を飲む気配はわかる。あたしと同じように、彼も自分でしてるんだと思う。どこなのかなとか、どんな格好なのかなとかちょっとだけ考えながら、あたしはケータイの送話のところをできるだけ近づけた。
 指を浅く入れて掻き回すと、思ったよりも大きな音がする。これだけ離れてるあたしに聞こえるんだから、ユーキさんにはもっと聞こえてる筈。こんなことをしてるあたしをどう思ってるんだろう。いやらしいって思われてるかな。淫乱ってまた言われちゃうのかな。それとも……。
 でもそんなことを考えたのも最初だけで、すぐにあたしはその気持ちよさに飲み込まれて行った。


  -つづく-
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