2ntブログ
R18 らぶえっち小説Blog
えっちな表現が盛りだくさんにつき、18歳未満&清純派さん回れ右!
スポンサーサイト
--年--月--日 (--)
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
あたしの彼はご主人さま(2)-51
2006年04月09日 (日)
 そのあと何回も、今までの時間を取り戻すようにあたしたちはセックスを続けた。場所を替える余裕もなく、薄いマットの上で快楽を貪り合った。
 彼もあたしも、結局何回イったのかもわからない。ただ気持ちよくて、でもそれも本当に気持ちいいのかどうかもわからないほどに混乱しながら、あたしはユーキさんをユーキさんはあたしを求め続けた。
 激しい快感の嵐の中でやがてあたしは力尽き、意識を失った。次に気が付いたとき、そこはバスルームでもいつものソファでもなかった。あたしが寝ていたのはやわらかなベッドだった。
 窓一面を覆うような大きなカーテンとスチール製のスタンドライトが目に入る。茶色を基調にした、落ち着いた部屋だった。その一角にはパソコンの乗った机と本棚が並んでいて、書斎のような雰囲気を漂わせていた。おとなの部屋。そう言いきっていいような、そんな感じで。
「ここ、は?」
 周囲を見渡そうとゆっくり起き上がると毛布が胸から落ちた。その下から、見慣れた自分の肌が現れる。ちょっと小さ目の胸と、そこに残ったいくつかのキスマーク。
「ちょ、な、なにこれは」
 慌てて毛布で身体を隠す。どうやらあたしは素っ裸で寝ていたらしい。嘘みたいにふわふわした手触りの毛布は、素肌に直接当たってても全然違和感を感じないほどやわらかいけど、でも普段はちゃんとパジャマを着てるから、なんか落ち着かない。
「んー……どうした?」
 うめくような声が聞こえて下を向くと、そこにはあたしと同じく裸のユーキさんが眠っていた。顔をしかめながら腕を伸ばしてくる。茫然としながらもその手を取ると、強く握り返された。胸の中に引っ張り込まれる。
「ここ、どこ?」
「俺の部屋」
 それだけを言うとユーキさんはもう片方の手で枕元の腕時計を探り寄せて、その文字盤をしょぼしょぼした目で見た。眉をひそめて二秒ほどそれを眺めて、そしてぽいと無造作に放り出した。


  -つづく-
+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可
名乗ってもいいけど表には出さないでと言うかたは名前をカッコで閉じてください→例(にゃお)