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R18 らぶえっち小説Blog
えっちな表現が盛りだくさんにつき、18歳未満&清純派さん回れ右!
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メメント・アモル-9
2011年01月24日 (月)
「え、あ、いや、その……」
 記憶がないから実感はできないけど、確かに、あんまり人に言っていいことじゃないってことだけはわかる。女の子同士の恋愛相談とかならともかく、男の人に、しかもヒロ兄ちゃんに言うなんて、何考えてたのあたしーっ!
「それで、答えから言ってしまうと、俺は逆上したんだ。まゆからすれば勝手な言い分だったろうけど、大切にしていたものを横から掻っさらわれたような気がしたんだな。まゆがそいつのことを今も覚えてたらもっとわかりやすかったんだけど、まぁいいか」
「えっ? あっ、やぁっ!」
 抱きしめられたままガクンと上半身が落ちた。よく見てなかったからわからなかったけど、これはフルリクライニングのソファだったみたい。背もたれが倒れた分、座面が倍ほどの広さになって、そして。
「なっ、ちょっ、ちょっとっ」
「本当は、何日かは我慢するつもりだったんだ。俺を煽ったまゆが悪い」
 軽く肩をすくめると、ヒロ兄ちゃんは外したメガネをテーブルに投げた。かちゃんと音を立てて転がって行く方向さえ確認せず、あたしの両肩を乱暴にソファに押し付けた。
「さぁ、あのときの再現をしようか」
「あ、やっ! んん……っ」
 笑みを浮かべるドアップに耐え切れず目をつぶった瞬間、やわらかなものが唇を塞いだ。ぬるんと入り込んでくる舌が歯ぐきの裏をなぞる。胸を押し返そうと上げた手は簡単にひとまとめにされた。足をバタバタさせて逃げようとしたけれど、その隙間にひざが入り込んできて、腰から下も動かせなくなる。スカートの上から身体をさわられて、全身の毛が逆立つような気がした。
「ヒロ兄ちゃん、なに、を……?」
「なにって、キスだよ。まゆは忘れてるからね、もう一度、順番に教えてあげる」
 ――俺のことをね。
 言葉の意味がわからず呆然と見上げるあたしに爽やかな笑顔が降ってくる。ヒロ兄ちゃんは、あたしの両手を押さえつけたまま空いた左手でネクタイを引き抜いて、それを手首に巻きつけて、そして。
「ちょ、ちょっ、ちょっと、待って!」
「可愛いよ、まゆ」
 耳のふちをヒロ兄ちゃんの舌が這って行く。ちゅっと音を立てて耳たぶを吸い上げられると背中がぞくぞくした。うなじから首、鎖骨のラインへとキスを続けながら、カットソーのすそをスカートから引っ張り出した。剥き出しになったお腹を撫でられて、でも抵抗しようにも強い力に押さえつけられた手足が動かせない。背中に回った指先がブラのホックをつまむ気配がした。

 -つづく-
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