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R18 らぶえっち小説Blog
えっちな表現が盛りだくさんにつき、18歳未満&清純派さん回れ右!
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この指を伸ばす先-116
2010年12月14日 (火)
 それでも、信じられないような女を思う存分経験をできたのは、男としては非常にラッキーだったと思ってしまう。自制できたとはさすがに思っていないが、それでもこの程度で済んでよかったと、高瀬は密かに自分をなぐさめた。免疫のない男なら搾り取られ食い尽くされ、寿命までもすり減らすことだろう。
 ――それでもまだ、できればもう一回と思ってしまうのが怖いよな。
 あふれんばかりに蜜を湛えた粘膜の熱い感触を思い起こし、高瀬は知らず生ツバを飲み込んだ。絶頂に痙攣し細かく蠢く理香の内部に茎を撫で絞られる感覚は、経験豊富な高瀬でもさえも未知のものだった。溶けたプラスティックのように熱く絡みつき細部にまで入り込み、もっとも敏感な部分を舐めるようにくすぐられた経験は、どれほどさかのぼっても記憶に存在しない。女に攻められ耐え切れずに達してしまったという屈辱以上に、何を圧しても得がたいほどの甘美さだった。
 あれをもう一度と考えるのは男の本能だ。自分が飛びぬけて貪欲なわけでも、呆れるほどに浅ましいわけでもない。自分を正当化する思考に同調して、散々酷使されたはずの相棒までもが再び熱を帯び始める。トランクスの中で自己主張を始める自らの反応に気づき、高瀬は笑った。
 ――四度目に挑戦しようとは、俺もまだまだ若いってことか。
 だが残念なことに、正体もなく眠る女を犯す趣味は高瀬にはない。くぅくぅと寝息を立てる子どものような寝顔は、あのような内部を隠し持つ妖艶さからはほど遠いが、だからと言って叩き起こしてから再確認と言うのも鬼畜すぎるだろう。よく見れば、閉じられたまぶたは薄く黒ずみ疲労感を訴えている。自分も同じだが、立て続けに三戦挑まれては疲れもするだろう。また次の機会があるか、などと楽観的にはなれないが、それでも今日のところはあきらめるしかない。
「先にクリアしないといけない課題もあることだしな」
 噂の切れ者甥っ子殿がどこまで許容してくれるかはわからないが、自己保身のためにもここが踏ん張りどころだと大きく頷くと、高瀬は安らかな寝顔にそっと唇を寄せた。
「ムリかもしれないけれど、頑張ってみるよ」
 目を閉じたままの理香に小さく笑いかけ、高瀬は名残惜しげにベッドから抜け出た。

 -つづく-
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