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R18 らぶえっち小説Blog
えっちな表現が盛りだくさんにつき、18歳未満&清純派さん回れ右!
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あたしの彼はご主人さま(2) -4
2006年02月06日 (月)
 ユーキさんの食べる量を見てたら、あたしってちょっと食べすぎかもダイエットしたほうがいいかもと一瞬思うけれど、でももったいなくて残すこともできない。お家でもそうだけど、外食したときなんか、特に。
 クリスマスのときのお値段はすごかった。
 十万円。二人分の食事とシャンパン一本で十万円とちょっと。
 嘘だと思った。目の錯覚だと、遠くから反対側から見てるから桁をひとつ間違えたんだと、そう思いたかった。
 ユーキさんは、あたしが気にすることを気にしてるのか、次の瞬間にはさりげなく数字を指で隠しちゃったから、正確な金額はわからなかったけど。でもあの金額を平気な顔して支払っちゃうなんて、なんかもう、本当に金銭感覚が違うんだなって思う。
 ユーキさん、今頃何してるのかな。ちゃんとご飯食べてるのかな。一人であの部屋で食べてるってことはないよね。じゃあどこにいるんだろう? 誰と一緒なんだろう?
「ちーちゃん、クリスマスは楽しかった?」
「えっ?」
 考えていたことを読まれたような気がして慌てて顔を上げると、ママはあたしをじっと見ていた。笑ってるけどいつもと同じ顔してるけど、でも。
「な、なによ、いきなり」
「うん、なんか急に思い出したの。楽しかった?」
「前にも話したでしょ。お友だちみんなとファミレスに集まって、大騒ぎして――」
 ママに嘘をつくのは緊張する。手のひらに汗が沸いてくる。
「ああ、そうだったわね」
 おかしそうにくすくす笑う。
 ママ、本当はわかってるんだ。あたしが嘘ついてること、知ってるんだ。
「機会があったら、そのお友だちにウチに一度来ていただきなさい。ママも、ちーちゃんのお友だちの顔が見てみたいし。ね?」

  -つづく-
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