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R18 らぶえっち小説Blog
えっちな表現が盛りだくさんにつき、18歳未満&清純派さん回れ右!
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花を召しませ-86
2006年12月14日 (木)
「そうは言うけどさ、イきまくってる美雪さんって超セクシーなんだよ。喘ぎ声も最高だし。想像しただけでチンポ勃つって」
「やだ、もう! やだっ!」
 あからさまな彼の言葉がどうしようもなく恥ずかしい。わたしの反応に、彼はわずかに眉をひそめた。
「なんで、そんなに嫌がるの。褒めてるのに」
「そんなの、褒めてないよ!」
 もっと違うことで褒めてくれれば嬉しいのに。
 けれどわたしの主張は彼には受け入れられないようだった。頑固だねと困ったような顔で呟いて、そして軽い溜息をつく。
「まあ、そのお堅いところとのギャップがいいんだけどさ。……ムリヤリするか」
 独り言のように怖いことを言うと、彼は右手でわたしの両手首をつかんだ。そのままシーツに押し付けて、左手を上着の近くに伸ばす。戻ってきた手がネクタイを握っていることに気付いたときは遅すぎた。
「やっ! やだやだ、そういうの、やだっ!」
 けれどわたしの声など聞こえないような平然とした顔で、彼は手首にやわらかなすべすべの感触を巻きつけた。どこがどうなっているのかもわからないまま、簡単に両手を縛り上げられる。それは不思議なほど肌に優しく、どこも痛くない。その慣れすぎた手順が少し怖いときもある。彼は今までどんなことをしてきたのだろうと、それは誰にしてきたのだろうと、考えなくてもいいことにまで思考が流れそうになって、慌ててわたしは目の前の笑顔に視線を固定した。
「怖がらなくても大丈夫、痛いことはしないから。俺は美雪さんに喜んで欲しいだけなんだ」
 彼のその言葉に嘘はないだろうとは、思うけれど。
「それでもやだ。お願い、許して」
 彼は許してはくれなかった。穏やかな笑みを浮かべたまま、モーターにひどく似た低い音を肌に軽く押し付けた。指先が腰を通ってゆっくり下の方へ降りて行く。スカートの上から、ショーツのラインをなぞるように往復する。
「いや、シズくん。やだ……、やだよぉっ」
 布越しの焦らすような弱い振動に、ひざを擦り合せて半泣きで訴えた。

  -つづく-
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