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R18 らぶえっち小説Blog
えっちな表現が盛りだくさんにつき、18歳未満&清純派さん回れ右!
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あたしの彼はご主人さま-13
2005年12月18日 (日)
 思っていた通り、ママはまだ仕事から帰ってなかった。
 まあ、もしもママがいても、自称他称真面目な優等生は信用されているから大丈夫なんだけど、でも女の第六感とかでわかったらと思うとドキドキする。
 ママはのんびり屋さんっぽく見えるけど、ゆっくりしゃべるのは外向きの演技で、本当はとてもしっかりして賢い。勘も鋭い。
 実はあたしに彼氏がいることも、もうバージンじゃなくなってしまっていることも、とっくに知っているんじゃないかなと思うことがある。知ってて、知らないふりをして気付かない顔で、ちーちゃんにもきっとそのうちいい人が見つかるわよ、なんて言ってるのかもしれない。そう思うとちょっと怖いときがある。
 ユーキさんのオレンジの匂いが移ってるかもしれないから、とりあえず着て行った服はシャツもショーツも全部洗濯カゴに放り込んだ。部屋でいつものパジャマに着替えてからリビングに戻って、あたし用のピンクのタータンチェック柄の座椅子の上で、帰りを待ってくれていたタヌキのぬいぐるみを抱きしめた。
「おとなでかっこいいけど、バカだよね、ユーキさんって」
 定位置の座椅子に座り込むと、あたしはタヌキを胸の前に抱え込んで話し掛けた。ふわふわした手触りのタヌキはあたしのお気に入りだった。
「まあ、一回しただけで俺の女だ、って言うような人じゃないだろうけど」
 わかんないけど知らないけど、でもかなり慣れてると思う。高校に入って初めて彼氏ができたあたしなんかとは比べ物にならないくらいに、いろんな人と付き合っていろんな人とえっちしてきてるんだろう。だから、いろんなことを知っているんだろう。そんな人がどうしてあたしを誘ったのかはわからない。最初に電話がかかってきたときもわからなかったけど、今もわからない。あたしより綺麗な人はいっぱいいるのに。あたしよりスタイルのいい人だってゴロゴロいるのに。
 だってあたし、胸ちっちゃいし脚もちょっと太めだし指は短いし、髪は真っ直ぐ伸ばしてるだけだし。顔も綺麗だって人に褒められるほどのものじゃない。せいぜいが可愛いねって言ってもらえるくらい。化粧するのも面倒で、口紅とマニュキュアくらいしか自分じゃ持ってない。どうしても必要なときはこっそりママのを使ってる。こんな女子高生いまどきいないって自分でも思う。
「それとも、弾みで誰とでも寝ちゃうような尻軽に見えるのかな、あたし」
 確かに、ちょっと弾みっていうか気の迷いっていうか流されたっていうか、そういう雰囲気だったのは否定しないけど、それもユーキさんが素敵だなあって思ったから。
 でも思い出してみると、バージンをあげた彼氏とは付き合い始めて半年以上なにもなかった。勿論、手くらいは握ったけど頬にキスくらいはされたけど、それだけだった。それ以上になったのは随分経ってからだった。
 なのに。
「あたし、浮気しちゃったよおーっ!」

 -つづく-
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